2009年5月25日月曜日

「法令遵守」が日本を滅ぼす

「「法令遵守」が日本を滅ぼす」は、郷原信郎氏の著作です。
私がこの本を知ったのは、堀江貴文氏の「六本木で働いていた元社長のアメブロ」に紹介されていたからで、堀江氏が紹介する本ってどんなものかなと思って購入してみました。



話がそれますが、堀江氏およびライブドア事件に対する私の評価は、違法あるいはグレーな行為を行っていたとは思いますが、他にも悪質な事をやっている大企業はいくらでもあるし、あそこまで大きな事件になるような事ではないのではないか、というものです。むしろ、経営者としては言っている事もきちんとしているし、何より事業の着眼点が素晴らしいので見習うべき所がたくさんあると思っています。



この本を読む前から、常日頃おかしいなぁと思っていたことがあります。すなわち、世間で形式的な事ばっかりがドンドン重視されていってなんだか無駄な事が多いような気がする、マスコミの煽り方も形式的なくだらない事ばかりでこの流れを過度に助長している、という事です。



私のこうした漠然とした思いを、この本は上手に表現してくれています。
「日本の場合、法令と社会的要請との間でしばしば乖離・ズレが生じているのに、企業が法令規則の方ばかり見て、その背後にどんな社会的要請があるのかということを考えないで対応すると、法令は遵守しているけれども社会的要請には反しているということが生じているわけです。」(p.101)
要は、日本ではしばしば社会的要請を無視して法令というものが作られているので、企業は何も考えずに法律だけを見て杓子定規に全ての事に当てはめると、本来必要な対応が出来ないということでしょうか。



私は以前、「法の支配」という記事で、法律や基準は正しい根拠に基づいて解釈しなければならず、法律や基準の文面だけを捉えて判断してはいけない、というような趣旨の内容を記載しました。
その時には、法令や基準を自分の都合の良い方に変えて判断するような悪い人にならないように自分も気をつけなければと思っただけでしたが、改めて何も考えずに社会的要請を無視した形式的な法律遵守というのは、百害あって一利なしだということを認識しました。



2009年5月11日月曜日

みんなで使おう定額給付金

皆様の中にも、既に振り込まれた方、まだこれからの方がいらっしゃると思います。
私はGW前の5月1日に振り込まれていました。
通帳を見ると、たった1行だけ「振込 テイガクキユウフキン」と記帳されています。半角カナだからかもしれませんがポツンと寂しそうです。



最初、定額給付金の話が出た時はたった12,000円もらったって何も変わらないよ!と思いました。ところが、法案が通って実際に貰えるとなるとちょっと嬉しくなってしまい、何に使おうかなとか不覚にもウキウキしてしまいました。



でもこうやって、通帳に記載された「振込 テイガクキユウフキン」を見ると、なんかちょっと前までウキウキした気持ちなんてすっかり無くなってしまい、今では単なる貯金の一部としか見えません。
これ、現金でもらったら状況は違っていたと思います。きっと今頃パーッと使いすぎていたでしょう。



そもそも、定額給付金の趣旨ってなんだっけ?と思い返してみると、当初は弱者救済の色合いが強かったのではないかと思いますが、最近では景気浮揚の色合いの方が強い様に思われます。



このままだと単なる貯金になってしまいそうなので、景気浮揚のためという趣旨を忘れないように使いたいと思います。
皆様もしばらく預金口座に置いておいたらそのまま貯金の一部へ、、、なんて事にならないように気をつけて、そして世界経済のために使って下さい。



ちなみに私の場合、aegifメンバが企画したり私が企画したりした定額給付金イベントに参加してスポーツ振興や国内経済のために使いたいと思います。要は、みんなでToToをやって、外食しましょうっていうだけですが。



きっと社会の役に立つはずです!!!(笑)