2011年4月15日金曜日

もう、震災直後ではない。歩き始めてもいい頃だ。

東京にいる私たちがいつまでも歩みを止めていても仕方がありません。

私たちが今、全力で取り組むべきはいち早く日常生活に戻り、東京の経済を回す事だと考えています。東京の経済を回すことによって、富を生み出し、まわりまわって東北地方への復興資金に繋がっていきます。

aegifでも、東京で出来ることをして、日本のために少しでも役に立てるように今までも活動していましたし、これからも活動していきたいと思います。

震災直後に、aegifが行った活動は二つあります。

第一に、節電です。
震災直後からしばらくの間オフィスの電源という電源を落とし、aegifメンバには暗い中仕事をしてもらいました。aegifでは普段から自宅作業を推奨していますので、オフィスにいるaegifメンバは少なかったですが。

六本木ヒルズは全てガスタービンで自家発電をしており、東京電力から電力供給を受けていないため節電をしても意味ないのではないかと思っていましたが、六本木ヒルズで節約された電力が東京電力へ供給されるという事でしたので、全力で協力する事にしました。
こういう時の六本木ヒルズの動きは本当に迅速で素晴らしいなと思います。

第二に、義援金の募集です。
震災直後の3月13日(日)から3月いっぱいまでaegifメンバから義援金を募ると共に、会社から同額のマッチング(aegifメンバが1万円を寄付すると、会社がそれに1万円を乗せて合計2万円寄付する仕組みです)を行いました。

正直、私も想定しなかった程多くの金額が集まりました。みんな普段は節約して生活しているのに、いざという時にはなんて頼りになるのだろうかと心から思いました。私はこのことを誇りに思っています。
aegifメンバから集まった義援金は、全額を日本赤十字に寄付します。

今は東京の機能は戻っています。

過度に暗くなる必要はありませんし、意味のない自粛などもってのほかです。
その一環として、aegifとして例年通り花見を企画しました(実際には当日雨が降ったことにより、中止になりました。残念だったので私は個人的に花見を行いました)。

また、電力の危機も過ぎました。夏になれば電力の需要が増えるため危機になると言われていますが、少なくとも今は電力が余っています。私は今はいつも通り電気を使っています。電気は貯めておくことができませんので、余った電気は無駄になってしまいます。今は電気を使い東京電力へ電気代を支払う事でそれが回りまわって原発の補償に使われるのだと思います。
aegifでも必要な電気はいつも通り使うようにしています。

我々はコンサルティング会社です。頭を使って考えて、お客様にとって本当に必要な事を提案して一緒に実現していくのが仕事です。
今回の震災への対応についても、自分たちの頭で考えて、本当に「いま」必要な対応をリスクをとってでも行っていきます。