2012年4月19日木曜日

すべての道が起業に繋がっている

あなたが起業を目指しているのであれば。


起業するのに回り道は必要か?」というBlogにこういう一節がありました。


「よく学生さんや若手プロフェッショナルの方と話すと、将来的に起業をしたいからxx社で働こうと思う、とか、もう少し経験を積んでから起業をしようと思っています、とかおっしゃる方がいます。」

自分も学生の時、そう思ってました。
将来的に起業をしたいけれど、学生時代は起業できる要素も見当たらないので、まずは経営が学べそうな仕事をしてみようと。

公認会計士の資格を取れば、会社の数字が分かるので経営に役立ちそうだ。
経営コンサルに行けば、経営を学べるかもしれない。
投資会社に行って、経営に携わろう。


そう思って、いかにも経営っていうキーワードが似合いそうな会社に転職していきました。
4年間で3社ですので、若者の感覚でもかなりハイペースなのではないかと思います。


結論から言えば経営を学べたことは全くないですし、会社経営という意味で役に立ってることはほとんどありません。


もちろん、公認会計士の資格は会社の数字を管理したり、銀行の人と話をしたり、会社の管理体制を構築するのに役にたってますし、経営コンサルでは一緒に起業できる大切な仲間と知り合えたり、そもそも大手コンサル出身というフラグを立てることが出来ましたし、投資会社では初めてオトナが取締役会で何をやってるのかといった事を見ることができました。


このように色々メリットはあったので、それが今に繋がっているのは間違いありません。ただし、そうやって得たメリットと最初から起業をしていた時のメリットを考えたときにどっちが良かったかは分かりません。なぜならば、どちらかしか選べないからです。

結局、どっちが良いかなんて考えても意味なくて、自分が起業するしかないと感じたときにするしかありません。だから、起業するのに回り道が必要かどうかという設問をあんまり深く考えても仕方ないんだと思います。


自分が起業した28歳のちょっと前に何か天から降ってきたように今起業するしかないと感じました。
何をしたいというわけでもなく、ただ世の中を良くしたい、良くしなければどうせ最後は死んでしまうのだからわざわざこの後何十年も生きている必要なんてない、そんな感じです。
意味不明ですよね(笑)。今考えても意味がわかりません。


きっと、将来起業したいなと思っている人は、いつか来るその時のために今日は自分の心のままに好きな事をやればいいんじゃないでしょうか。Connecting the dots ではありませんが、起業したかった自分の場合、全てのことが起業に繋がっていました。


今起業したいと思っている人も自分のする全てのことが起業に繋がっている事を信じて下さい。


少なくとも自分は、過去の自分の決定とその延長線上にある今の自分には満足してます。

起業をするのに回り道なんてない。
自分のやること、考えたこと全てが起業に繋がってるから。
ってのが僕なりの回答です。



2012年4月5日木曜日

御社の育休制度、生きた制度になってますか?

4月から1年間育休していたメンバが復帰しました。
無事育休を終えて、4月2日から元気に出社しています。今も一緒にABMでBlog書いてます。


実は彼女はaegifで1番アクセス数を誇るBlog「IFRS of the day」を書いているんです。育休で更新頻度が大分落ちていたのにもかかわらず、スゴイですよね。(というか、我々がふがいないっていう説もありますが・・・)


それから、aegif初の大学講師でもあります。
中央大学専門職大学院国際会計研究科で「IFRS準備論」という講座を持っています。


ワーキングマザー恐るべし!


もし、彼女が子どもが産まれるという理由で完全に仕事を諦めてしまえば、こんな事は一つも起きなかったわけです。子どものいる女性に活躍をしてもらうというのは、社会全体で考えても意味がありそうです。


彼女が、子どもが出来ても仕事を続けられたのは、aegifの育休制度があったからです。


でも、最初からaegifに育休制度があったわけではありません。彼女が最初の子どもを妊娠したときに、初めてaegifに育休制度というのが出来たのです。
そういう意味ではaegifに育休制度を作るきっかになってくれた彼女に感謝をしています。


多くの会社は育休制度があっても使えない、使いづらいと聞きます。以前、私がいた会社でも育休制度はあるけれど使うのは難しいという話をよく聞きました。
当時、aegifには制度はありませんでしたが、育休制度が必要になればできましたし、使えました。
実際に、男性メンバも短い期間ではありますが育休制度を活用した事例があります。また、育休ではありませんが子どもが産まれたことによる時短制度を適用したこともあります。


これも、以前書いた記事の一つの実践例になります。


    aegifはなるべく多くの人のWLBを受け入れられるような会社でありたいですね。


制度というものは、形としてあるだけでは意味がなく、どういう気持で運用したいのかという事が大切なんだと思います。趣旨とか哲学と言っても良いと思います。それさえあれば、仮に今は制度がなくたって、後で必要な制度を作ってしまえば良いわけです。


aegifは思考停止して文面だけにこだわる会社ではなく、趣旨やあるべき姿にこだわる会社ですので、これからも生きた制度を作っていけると思います。