2009年6月22日月曜日

国際会計基準ゼミ

私は大学生のころ、国際会計基準(IAS)のゼミに入っていました。

指導教官は、大手監査法人の代表社員時代にIASC(国際会計基準委員会)の委員として活躍をされた方で、退所後大学教授として教鞭をとっておられました。
私は、当時からIASという世界共通を志向した会計基準が世界中に広まったら多くの人にとって有益に違いないと思っており、将来的にはIASが世界標準になるのではないかと思っていました。ですのでそのゼミにもかなり無理をして、参加していました。



というのも、そのゼミは商学部主催だったため、経済学部の私は単位として認定されません。しかも当時、4年生にもなってまだ38単位(フルで52単位しか取れません)も残っており、コンサルティングファームの内定は頂いていたけれど、卒業出来るかどうか分からない状況でした。ちなみに、38単位というのはそれまでの3年間で一度も取得した事のない途方もない数字です。



さらに、私は大学4年生から会計士受験の勉強を始めており毎日のように専門学校に通っていました。そのため4年生の時は「大学→専門学校→ゼミ」とか「専門学校→大学→ゼミ」とか「大学→専門学校→大学」みたいな感じで、ダブルヘッダー、トリプルヘッダーが当たり前の状況でした。



そんな中で、大学の単位にもならず直近の会計士試験にも全く役に立たない国際会計基準のゼミに参加するというのは一見無意味な行為だったと思います。



しかし、私は大学の単位を取得する事や会計士試験に合格する事は目先の目標として当然達成しなければならないけれど、それとは別に早いタイミングでIASに触れる事は将来必ず役に立つと考えていたため、国際会計基準のゼミに参加する事を決めました。



自分で言うのもなんですが、
・きちんとゼミの活動をこなす
・留年せずに卒業する
・会計士試験に合格する
という事が全て達成出来たのはキセキに近いと思います。単に、大学1年生〜3年生でサボり過ぎたツケが回ってきただけという説が有力ですが・・・。



結果として、IAS及びIFRS(国際財務報告基準)を事業の一つとする事が出来たのは偶然ではないと思います。



aegifでは企業のIFRS対応への足がかりとして「IFRS対応 簡易診断サービス」を提供しております。ご興味がある方はぜひお問い合わせ下さい。詳細なサービス内容については、前回のBlog記事「IFRS(国際財務報告基準)対応 簡易診断サービス 始めました」をご覧下さい。



2009年6月18日木曜日

「我が国における国際会計基準の取扱いについて(中間報告)」

「我が国における国際会計基準の取扱いについて(中間報告)」が、2009年6月16日に金融庁から公表されました。

こちらは、6月11日に発表された「企業会計審議会第16回企画調査部会議事次第」で検討された事をもとに、現時点での考え方等を整理して中間報告として公表されたものになります。内容としては、以前のものと大きく変わったところはないと思います。

2012年前後にIFRS(国際財務報告基準)を強制適用するかどうかの判断を行い、強制適用をする場合は3年程度の準備期間をもうけて上場企業の連結財務諸表に対して2015年〜2016年に適用を開始するという事は変わっていません。

ちなみに、アメリカは2011年にIFRSを強制適用するかどうかの判断を行い、強制適用する場合は2014年からだったと思いますので日本はアメリカの動向を見て決めるという事なのかなと思います。この辺は極めて日本らしい対応ですね。

この件に関してaegifでは「IFRS対応 簡易診断サービス」というサービスを行っています。詳しくは、前回のBlog記事「IFRS(国際財務報告基準)対応 簡易診断サービス 始めました」に詳しく書いてありますので、ご覧下さい。

2009年6月17日水曜日

IFRS(国際財務報告基準)対応 簡易診断サービス 始めました

aegifのWebSiteでも掲載しておりますが、aegifは6月から「IFRS対応 簡易診断サービス」を始めました。



aegifでは、以前より「連結財務諸表作成における在外子会社の会計処理に関する当面の取扱い」(企業会計基準委員会 実務対応報告第18号)」に対応するためのコンサルティングサービスを展開しておりました。
上記18号では、在外子会社に原則日本基準を適用すべきであるとしていますが、在外子会社にIFRSかUSGAAPを適用した上で、6項目の修正を行えば良いという例外規定も用意されております。一般的には、海外の子会社に対して日本基準を適用するのは容易ではないため、米国はUSGAAP、それ以外の国はIFRSを適用する事が一般的だったと思います。



aegifでは、そのようなプロジェクトを始めIFRS関連のプロジェクトを何件かご支援させて頂いた経験がありますし、英語でサービスを提供する事も可能です。
その経験とノウハウは必ず最近のIFRS強制適用の動きに関しても皆様にお役に立てるものと考えています。



ちなみに、この「IFRS対応 簡易診断サービス」は現在無料で提供しています。というのも、診断だけでfeeを頂くのは申し訳ないというのもありますし、まだまだマイナーなコンサルティング会社であるaegifの事を少しでも皆様にしって頂きたいと思ったからです。もちろん、無料だからと言って適当なサービスを提供しているわけではありませんのでご安心を!




<IFRS対応 簡易診断サービス概要>
このサービスは、IFRSの強制適用を見据えていつからどのような準備が必要か診断することを目的とし、企業はIFRS対応への課題を早期に把握することができます。



簡易診断サービスは以下の流れで実施します。
1. 専門コンサルタント(公認会計士)によるヒアリングと簡単な選択式の質問により企業の採用する会計処理を把握します。
2. 企業が採用する会計処理とIFRSとを比較し、IFRS対応による影響、推奨スケジュールを診断します。
3. 専門コンサルタントが診断結果を報告するとともに、その他の疑問点や不明点についてもお答えします。



ご興味がある方は以下問い合わせ先までご連絡下さい。



<問い合わせ先>
電話:03-5771-1566(担当:中川)
メール:ifrs.support@aegif.jp





2009年6月8日月曜日

Alternative Blog 始めました

といっても私が始めたわけではなく(そんな暇があるならフジイメセンもっと更新しろよって言われそうですし・・・)、aegifのITアーキテクトであり、双子のパパでもある、杉本が書いています。ちなみに彼はこんな書籍を執筆してたりもします。



題名は「Cathedral Break in Action」、テーマはオープンソースを中心としたビジネスに関する話と育児に関する話です。題名の蘊蓄などは、最初の記事に書いてあります。



Alternative BlogはIT mediaという会社が運営しているのですが、色々おつきあいが会った事もあり、aegifでも始める事になりました。



このAlternative Blogは私の先輩も書いていたりして、なかなか縁が深いBlogサイトだったりもします。



働くパパにご興味がある方はぜひ見てみて下さい。ぶっちゃけオープンソースはおまけになるんじゃないかと危惧してます(笑)。