高城剛さんの言葉に「アイデアと移動距離は比例する」というものがあります。僕も全くそのとおりだと思っています。今いる場所と違う場所をたくさん見ることでイマジネーションが膨んで、今いるコミュニティの既成概念を超えた新しいアイデアを思い浮かべる事ができるようになるのだと思います。
aegifのメンバで、最近これを実践したメンバーが居ます。
彼は今年の8月からワーキングホリデーに行くことになりました。彼は昔からワーキングホリデーに行きたいと言っていたのですが今回それが実現した形です。
彼はaegifでは「NemakiWare」の開発を担当していました。「NemakiWare」自体はオープンソースですので、今後外国からコードの貢献をしてくれるかもしれませんし、海外で何らかのコミュニティやSNSなどを通じてaegifのオープンソース製品である「NemakiWare」と「CmisSync」の宣伝をしてくれるかもしれません。物理的な場所の制約なんてほとんどないのだから、世界のどこにいたって自分のしたいことができるわけです。
純粋に事業のことだけを考えると実際のところ優秀な戦力が1人いなくなってしまいますので痛手ですが、実質的に退職せずにワーキングホリデーに行くという普通の会社ならあまり出来なさそうな事をaegifで実現できるのは個人的にはとても嬉しいですし、彼が今いる場所と違う場所を見ることで日本にいるのとはまた違った成長をすることはもっと嬉しいです。
今回は会社からだけではなく同じチームのメンバも含めて彼のワーキングホリデーを心から喜んで送り出せたこともとても嬉しい事でした。きっと同じチームのメンバにしてみれば仕事量は増えるし、引継ぎとかもあるしで大変だと思うんですよね。でも、そんなことは全く関係なく純粋に長年やりたかったワーキングホリデーを実現できて良かった!というムードに包まれています。
こういう文化は僕はステキだと思います。自分で作った会社ではありますが、会社の雰囲気をつくるのは自分ではなくて会社のメンバです。そういうメンバが集まって今のaegifの文化ができているわけです。
きっと1年間海外で揉まれて、一回りおおきな人間になって帰ってきてくれるんじゃないかと期待しています。
今いる場所と違う場所をたくさん見る方法はいろいろありますが、外の世界を見ることは良いことなのだと思います。今回はワーキングホリデーという形でそれを実現したメンバがいましたが、色んなメンバの今いる場所と違う場所を見る応援をできればいいなと思っています。