あなたが起業を目指しているのであれば。
「起業するのに回り道は必要か?」というBlogにこういう一節がありました。
「よく学生さんや若手プロフェッショナルの方と話すと、将来的に起業をしたいからxx社で働こうと思う、とか、もう少し経験を積んでから起業をしようと思っています、とかおっしゃる方がいます。」
自分も学生の時、そう思ってました。
将来的に起業をしたいけれど、学生時代は起業できる要素も見当たらないので、まずは経営が学べそうな仕事をしてみようと。
公認会計士の資格を取れば、会社の数字が分かるので経営に役立ちそうだ。
経営コンサルに行けば、経営を学べるかもしれない。
投資会社に行って、経営に携わろう。
そう思って、いかにも経営っていうキーワードが似合いそうな会社に転職していきました。
4年間で3社ですので、若者の感覚でもかなりハイペースなのではないかと思います。
結論から言えば経営を学べたことは全くないですし、会社経営という意味で役に立ってることはほとんどありません。
もちろん、公認会計士の資格は会社の数字を管理したり、銀行の人と話をしたり、会社の管理体制を構築するのに役にたってますし、経営コンサルでは一緒に起業できる大切な仲間と知り合えたり、そもそも大手コンサル出身というフラグを立てることが出来ましたし、投資会社では初めてオトナが取締役会で何をやってるのかといった事を見ることができました。
このように色々メリットはあったので、それが今に繋がっているのは間違いありません。ただし、そうやって得たメリットと最初から起業をしていた時のメリットを考えたときにどっちが良かったかは分かりません。なぜならば、どちらかしか選べないからです。
結局、どっちが良いかなんて考えても意味なくて、自分が起業するしかないと感じたときにするしかありません。だから、起業するのに回り道が必要かどうかという設問をあんまり深く考えても仕方ないんだと思います。
自分が起業した28歳のちょっと前に何か天から降ってきたように今起業するしかないと感じました。
何をしたいというわけでもなく、ただ世の中を良くしたい、良くしなければどうせ最後は死んでしまうのだからわざわざこの後何十年も生きている必要なんてない、そんな感じです。
意味不明ですよね(笑)。今考えても意味がわかりません。
きっと、将来起業したいなと思っている人は、いつか来るその時のために今日は自分の心のままに好きな事をやればいいんじゃないでしょうか。Connecting the dots ではありませんが、起業したかった自分の場合、全てのことが起業に繋がっていました。
今起業したいと思っている人も自分のする全てのことが起業に繋がっている事を信じて下さい。
少なくとも自分は、過去の自分の決定とその延長線上にある今の自分には満足してます。
起業をするのに回り道なんてない。
自分のやること、考えたこと全てが起業に繋がってるから。
ってのが僕なりの回答です。