昨日衆議院選挙があり、民主党が308議席獲得という圧勝で終わりました。
今回の民主党の大勝は、民主党への期待という以上に、自民党に対する失望というのが大きかったのではないかと思います。
私の考えとしては政権交代は良い事だと思っています。というのは、きちんと国民のために政治を行わなければ、他の誰かに代替されてしまうという牽制機能が政治の世界にも必要だと思うからです。
例えば、一般企業では外部業者を選定する場合には必ず合い見積もりを取ると思いますし、内部統制を構築する場合には必ず内部牽制の考え方を取り入れます。
もちろん今までも自民党内部で牽制機能はあったのだと思いますが、少なくともここ最近の流れを見ていると彼らには十分な牽制機能は働いておらず、自分の事しか考えてないような行動が多かったように思います。
ですので、その牽制機能を果たすための存在として民主党という自民党外部の存在が必要だと多くの人が判断したのではないでしょうか。
ただ、私は民主党のマニュフェストに対して、本当でこれで良いのだろうかと不安に思うところが多いです。
全体的に高齢者や子供に対して手厚い内容になっていると思いますが、我々の様に現役で働いている世代に対する政策は相対的に少ないように思います。
結局使える資源の総量は誰が政権を取ろうが変わりませんので、誰かに手厚くするという事は、一方で誰かが負担をするという事と同義です。
現時点でさえ全体として現役世代の負担が重すぎて支えきれない状況にも関わらず、これ以上負担が増えるようになってしまえば、現役世代は何か生きている意味や仕事を頑張る意味がないような状況にならないか不安です。
例えば、年金制度などは我々が実際に受け取る金額は今の高齢者世代に比べて圧倒的に少ない上に、今後減額される可能性も高いと思います。さらに、毎年厚生年金保険料率は上がっていき、最終的にはかなりの料率になります。実際に、この9月からも保険料が上がりました。
もちろん、不公正な利権や不公正な優遇などの非効率な状態を見直し、効率的な状態にするというのであれば歓迎します。
見直しの結果、大企業を始めとした正社員や公務員が優遇されすぎという事であれば、それが私にとって不利益な事であっても歓迎しようと思います。
一方で、その不利益が不公正な物であれば断固として拒否しようと思います。
まあ、断固として拒否すると言っても他の政権に投票するか、海外の公正な国に拠点を移すか、くらいしか今のところ思いつきませんが。
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