といっても、ゲーム理論の話ではありません。
私は経済学部ですし、ジョン・ナッシュの人生を描いた映画「ビューティフル・マインド」も好きな映画の一つですが、ゲーム理論の事は全く分かりません。
というわけでここでは一般的なゲームの事を指しています。
テレビゲーム、カードゲーム、ゲームセンター、麻雀などいわゆるインドア系のものは、世間の良識派のママ達から目の敵にされています。下手をしたらインドア系のゲーム達は犯罪の原因にされたりして、まるで中世の魔女狩りのように世間から迫害を受けています。
一方で、野球やサッカーなどのアウトドア系のゲーム達は概ね世間から肯定的な評価を受けているようで、ゲーム界においても格差社会が進んでいるなと実感しています。
確かに、インドア派重鎮を自負している私(ちなみに子供が生まれた日にPS3のためにビックカメラ有楽町店に並んでいたCTO石井をして、自分の周りで自分より凄いテレビゲーマは後にも先にも私だけだろうという評価を受けています)ですら、サッカーが非常にうまい人を見るとかっこいいですが、DDRやポップンミュージックが異常にうまい人を見るとなんとなく引いてしまいます。結構体を動かすという意味では同じだと思うのですが・・・。
私とインドア系ゲームとの関係を話せば長くなるのですが、初めての出会いは小学校1年生の時に遡ります。当時、任天堂のファミリーコンピュータ(通称「ファミコン」)との出会いが、その後25年近く続く(そして今でも続いている)ゲーム人生の始まりでした。
その後も順調にゲーム界でのエリートコースを歩み続けました。
小学生でゲーセンに入り浸る、中学生でスト2の地元チャンプの称号を欲しいままにする、大学生の時には幅広い分野(インドア系ゲーム界においてですが)に進出・活躍し、ミスタードリラーで全国6位になる、ウルティマオンラインをやりすぎて電話代が月5万円を超える、コントローラを持ちながら寝る、ペルソナ2のリサ・シルバーマン(通称「ぎんこ」)に入れ込みすぎてエンディングで号泣する、60時間超かかるRPGを発売日から5日目でクリアし最短クリア記録にランキングされる、1週間で5日間徹麻(徹夜で麻雀をすること。「てつまん」と読む)する等、数え上げたらきりがないくらいの偉業を成し遂げ、武勇伝を残しました。
石井は、私とカナダのホテルでDSミスタードリラーの対戦した際に、圧倒的な力の差を前にしてひたすら笑い続けていました。余りにも偉大なものを目にすると、どうやら人間は笑いが止まらないようです。
ちなみに現在我が家ではPS3、PS2(初期モデル+薄型モデル)、新型PSP、Wii、DSLite×2が存在し、どのハードでどんなゲームが出ても対応出来るようになっています。今は新型PSPのFF7クライシスコアが熱いですね。
オフィスでもメンバー全員のコミュニケーション向上を目的にPS3(石井の私物)とWii(私の私物)が常置されており、業務時間外のメンバー同士の交流に役立っています。
なお、私のワイフの名誉のために付け加えておきますが、彼女は全くインドア派ではありません。
海外では、子供がテレビゲームをやることについて色々な意見があるようで、テレビゲーム肯定派としてマーク・ブレンスキー著「テレビゲーム教育論」が話題になっているようです。私はまだ読んでいないのですが、自称インドア派重鎮としてはぜひ押さえておきたい一冊です。
aegifでも石井の子供も生まれましたし、結婚をしているメンバーも多いので、社内で子供にゲームをやらせるか否かというのが大きな論争を巻き起こしそうな雰囲気です。
人生を賭してインドア系ゲームと向き合ってきた私という被検体は、テレビゲームと教育を検証する上で、最高の素材かと思います。私を題材に、人間へのテレビゲームの影響について、次回のフジイメセンで明らかにしていきたいと思います。