こんにちは。
9月も半分過ぎましたがみなさんいかがお過ごしですか。まだたまーに蒸し暑い日もありますが概ね涼しい日が続いてるような気がします。例年秋が短い!と思っていましたが、今年の秋は十分な長さがありそうですね。
さて、タイトルで煽り過ぎた感は否めませんが、夏と言えばみなさんは何を一番食べましたでしょうか?私が毎年夏に一番食べるものと言えば・・・
そうめん!
みなさんがそうめんを食べる時は適当にスーパーでディスプレイに置いてあるそうめんとめんつゆを買ってきて、そうめんの裏に書いてあるレシピ通りに適当に作って食べているのではないでしょうか?
人によっては氷の上に乗せたり、水の中で浸したり・・・。
想像するだけでみなさんの地味で貧しいそうめんライフが目に浮かぶようです。
(味は変えずに食べ方だけをダイナミックにしたい方はこちらを参考にしてください。)
私の場合、そうめんのつゆは出汁づくりから始まります。余裕がある時はかつお節削り器で節を削る所から。つゆの味付けは出汁と醤油とみりんのバランスだけで十分美味しく、めんつゆなどは甘くてとても食べられたものではありません。
次に麺。
そうめんは基本的にのびやすいので水分のあるものに長い間晒すのはもってのほかです。氷水の中に浸して提供するなんていうことは問題外ですが、氷の上に敷いて出すというのも話になりません。どうしても氷の上に置いて冷やしたいのであれば水が浸透しないようにしたスダレと使うとか、面倒であればラップ(食べづらそうですが)を氷との間に敷くとかぐらいはしてもらいたいものです。
正しい麺の提供方法は茹で上がったそうめんを一口ぐらいの量に取り分けて、箸で取りやすいようにくるっと巻いて大皿の上に並べます。こちらの写真の盛り方が100点です。
茹で時間も1分30秒〜2分と書いてあるかと思いますがそれだと長過ぎます。私の場合は42秒ぐらいが最適な茹で加減で、いつもストップウォッチを使って時間を測っています。そして使用する麺は特級揖保乃糸。通常の揖保乃糸と比べて多少高い(6把で580円ぐらい)ですが、きちんと茹でられた時の歯ごたえ、コシ、喉越し共に全く違います。
ここまで読んだ方はまず間違いなくめんどくせー、こいつには絶対そうめん作ってあげたくないわー、と思ったことでしょう。誰にそうめんの話をしてもそう言われますが、ぶっちゃけ自分でもめんどくせーな思います。とは言え、騙されたと思って上記の通り一回やってみてください。本当においしいので。
その上でタイトルに戻ります。
私はこれだけそうめんにこだわって生きてきましたが、今までお店で美味しいそうめんというものに出会ったことがありませんでした。今回、初めてお店でこれは美味い!と思えるそうめんに出会いましたのでご紹介しておきます。しかも私が今まで邪道としてきた氷水(正確にはだし汁)の中にそうめんを浸している状態で提供されているにもかかわらずです。
お店の名前はアルス南青山。他にラーメンメニューもありますので色々試してみてください。とは言え初めて行った方は他のメニューなど目にくれずに(他のメニューも美味しいのですが)確実に冷やしそうめんをオーダーしてください。いつまで冷やしそうめんをやっているのかわかりませんのでもしなかったらラーメンか煮麺を注文しましょう。普通盛り880円、大盛り+120円です。
今後もあなたが素敵なそうめん愛好家たらんことを。
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