2015年11月16日月曜日

フランスで起きたテロについて思ったこと

こんにちは。

しばらく雨が続いていましたが、今日は雨はやんでいます。また気温もかなり温かい気がします。昼間温かいのですがどうせ夜は寒くなるので服装を悩みます。
きっとこんな小さなことで悩める日本に住んでいる自分は幸せものなんでしょうね。

さて、今週はパリで同時多発テロがありました。テロというのは日本人の私には余り身近には感じられないのですが、パリという私が何回も行ったことのある場所でそれが起きたのだという事を考えると本当に恐ろしい事だなと思います。このテロに直面したパリの方々の気持ちを考えると悲しい気持ちになると同時にテロリスト達に対して強い怒りを感じます。

とは言え一方でフランスを始め欧米諸国はISILに対して毎日何十回も空爆をしています。欧米諸国の武力行使は正義で、ISILの武力行使は悪であると断じてしまえば簡単なんだとは思いますが、世界の中での相対的な正義というものは大変難しく、行き過ぎた正義というのはおそらくどんな時でも全体的には間違っているのかもしれないと思いました。

今回の件は欧米諸国を中心とした価値観とイスラム組織(の一部かもしれませんが)との間での戦争の一環なんだと思うと、どちらかだけの肩を持つのは難しいです。ただ戦争というものが絶対的に悪なんだという事を強く思います。一方で人類有史で戦争がない時代などほとんどないと思いますのでこれが人間の性なのかと思うとどうすることも出来ない無力感も感じます。

私にはフランスに住んでいるフランス人の友達がいますし、aegifにはフランス人のメンバがいます。他にも中国人やイスラエル人やアメリカ人の友達など様々な国籍の友人もいます。僕は各国の価値観に対して賛成しようとは思いませんが、各友人に対しては国籍は関係なく応援したいと思います。

今回の件でFacebookのプロフィール写真をフランス国旗に変えるという機能が実装されましたが自分はその機能は使わないことにしました。以前アメリカでLGBTの権利が認められた時も同様の機能が実装されましたが、その時私はLGBTの権利を応援したいと思いその機能を1日利用しました。

フランスとISILの戦争においてどちらかを応援したいとは思いませんが、フランスの友人にはいつまでも味方でありたいと思います。

私にできることは自分の家族や友人や会社のメンバを大切にして、この相対的な世界の中で自分が正しいと思う生き方をすることだけです。

今回の件から私が考えないといけないことは、もし東京でテロが起きたらaegifの社長としてどう対処すべきかということだと思いました。aegifメンバの安否確認、aegifメンバおよび関係者へのオフィス解放、(必要に応じて)オフィス近隣に住むメンバの自宅解放依頼、行政からの指示の通知と遵守などでしょうか。

こういうことは起きてほしくありませんが、今回の件を見て日本でもいつこのようなテロが起きてもおかしくないんだなという気持ちを強く持ちました。実際にテロが起きた時のために動揺せず生存確率を少しでも高めるための心の準備をいつもしておくことが私の最も大切な役割なのかもしれません。

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