私は大学生のころ、国際会計基準(IAS)のゼミに入っていました。
指導教官は、大手監査法人の代表社員時代にIASC(国際会計基準委員会)の委員として活躍をされた方で、退所後大学教授として教鞭をとっておられました。
私は、当時からIASという世界共通を志向した会計基準が世界中に広まったら多くの人にとって有益に違いないと思っており、将来的にはIASが世界標準になるのではないかと思っていました。ですのでそのゼミにもかなり無理をして、参加していました。
というのも、そのゼミは商学部主催だったため、経済学部の私は単位として認定されません。しかも当時、4年生にもなってまだ38単位(フルで52単位しか取れません)も残っており、コンサルティングファームの内定は頂いていたけれど、卒業出来るかどうか分からない状況でした。ちなみに、38単位というのはそれまでの3年間で一度も取得した事のない途方もない数字です。
さらに、私は大学4年生から会計士受験の勉強を始めており毎日のように専門学校に通っていました。そのため4年生の時は「大学→専門学校→ゼミ」とか「専門学校→大学→ゼミ」とか「大学→専門学校→大学」みたいな感じで、ダブルヘッダー、トリプルヘッダーが当たり前の状況でした。
そんな中で、大学の単位にもならず直近の会計士試験にも全く役に立たない国際会計基準のゼミに参加するというのは一見無意味な行為だったと思います。
しかし、私は大学の単位を取得する事や会計士試験に合格する事は目先の目標として当然達成しなければならないけれど、それとは別に早いタイミングでIASに触れる事は将来必ず役に立つと考えていたため、国際会計基準のゼミに参加する事を決めました。
自分で言うのもなんですが、
・きちんとゼミの活動をこなす
・留年せずに卒業する
・会計士試験に合格する
という事が全て達成出来たのはキセキに近いと思います。単に、大学1年生〜3年生でサボり過ぎたツケが回ってきただけという説が有力ですが・・・。
結果として、IAS及びIFRS(国際財務報告基準)を事業の一つとする事が出来たのは偶然ではないと思います。
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