2014年4月17日木曜日

やっぱり、新入社員へのアドバイスなんて必要なかった

先週「研修期間は徹夜しよう!」なんていういかにも新入社員に良い事言っためんどくさい上司風の記事を書いておいてなんですが、タイトルの様な趣旨のブログ記事を見て(どの記事が忘れてしまったので、発見したら後でリンク追加します)自分もそうだったなと思い、今日はその事について書いてみようと思います。

自分も新入社員の時に色んな先輩や上司からオトナのアドバイスをもらった気がします。でも、そういうアドバイスって必要だったかなと思うと、正直言って別にあってもなくてもどっちでもいいぐらいの物だったと思います。アドバイスをしてくれようという気持ちが嬉しかったのが半分、そんなことは自分で適当に考えてやるからと思っていたのが半分です。今になって改めて思いますが、結局必要な事は必要になった時に自然に身につくものです。

そんな事に耳を傾けるよりも、周りから何を言われようが同調圧力に負けずに自分がやりたい事や勝手に自分が決めた自分がやるべき事を一生懸命やっていればそれで十分なんです。

私は新卒でPWCコンサルティング(今は買収されて日本IBMになっています)に入社しました。当時自分はいつか起業したいと思っていましたが特にアイデアがあるわけではありませんでした。起業したいけれども、具体的に何かアイデアがあるわけではない。典型的な自意識()だけが高くてダメな新入社員だったと思います。

そういう調子だったので最初の会社の研修や仕事も自分がやりたくないことややるべきでないと自分で勝手に判断したことは最小限しかやりませんでした。それでも一応会計士の資格は持っており普通の人よりは会計知識も多少はあったため重宝される場面もありました。

結果、周りをちょっと小馬鹿にしたような嫌な社会人1年生と周りの目には写ったと思いますし、実際そうでした。今から考えたら一番使いたく無いタイプの新卒社員ですよね。今の自分でも昔の自分は採用しません。

そんな調子だと悩みはなさそうですが、実際には自分はこのままで本当にいいのだろうかといつも悩んでました。毎日毎日、心の底からやりたい事、やるべきな事なんて本当にこの世の中にあるのだろうか不安で不安で仕方なかったです。

そうやって悩んでいたままなんとなく仕事を続けていましたが、やっぱり自分がいるべきなのはここではない思ったのですぐに辞めました。入社して10か月目の事です。

そして次は朝日監査法人(現在は名前が変わってあずさ監査法人になっています)に入社しました。監査法人でも同じです。自分がやってもいいかなと思ったことは一生懸命やり、そうではないことは最小限しかやりませんでした。当然上司、先輩、同僚から良い印象など貰えるわけもなく、当時は法人内で動物園と言われていたような新入社員失格の烙印を押されたメンバが集まるチームの配属でした。でも別に監査法人内で何十年も我慢して昇進することが自分のやりたいことではなかったので、そのこと自体は全く意に介しませんでした。

でも、監査法人でもずっと悩んでいました。

公認会計士は試験に受かっても2年の実務経験がないと正式に認められないので渋々何年か働いていましたが、実務経験の要件を満たした瞬間にやめました。その時「若者はなぜ3年で辞めるのか?」という本が流行っていて、3年も長すぎるわ!と思った記憶があります。その後、同じようなスタンスでもう1社行きましたが同じことです。その間もずっとこのままでいいんだろうかと悩んでいました。

そうこうしていたら28歳の時に突然開眼というかタイミングが来たんですね。そこからは仲間が集まって資金も集まってやる事業の内容も決まってとトントン拍子で進んでいきました。今まで会社員時代はイヤだったすべてのことがイヤじゃなくなって、今まで悩んでいたのが嘘のように解決して本当にスッキリしたのを鮮明に覚えています。

今までの社会人生活を振り返ってみると、やりたくない事や自分で勝手に自分がやるべきではないと決めた事は徹底してやらないようにしてきました。その結果、苦労した部分もあり、なんでもっと我慢出来ないんだろうと自分で凹んだ事もあり、そのことで随分悩みました。ただ、最後に本当にスッキリ解決したことを考えれば、今まで自分の思うようにやって良かったと思うし、そうすることが当時はその中身がまだ何かも全く分かっていなかった、やりたい事とやるべき事に繋がったんだろうなと思います。

今なら2005年にスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学でした卒業式でのスピーチの事が少しだけ分かります。

 「他の誰かの人生を生きて無駄にしてはいけない。」

スタバでMac開いてドヤ顔してるノマド()ぐらいの今更感はありますが、やはりその内容はとても参考になりますので、今すぐ時間を作って見てください。

誰だって自分の好きなようにやっちゃっていいんです。

0 件のコメント:

コメントを投稿