2015年6月11日木曜日

育児休業を取りたい人が取りたい時に取れる社会

こんにちは。

世の中では男性の育児休業取得が声高に騒がれています。その一方で現実は掛け声だけに終わっていて実際の取得率は散々たる状況のようです。厚生労働省がまとめた「平成25年度雇用均等基本調査」の結果の速報版(事業所調査)によると平成25年度の男性育児休業取得率は2.03%だそうです。

育児休業の取得率は女性76.3%、男性2.03%~25年度・雇用均等基本調査結果速報~

2.03%という数字を見て、思ったより男性でも育児休業を取得していると思う方もいるでしょうし、たった2.03%しかいないのかと思う方もいると思います。私は後者です。

ちなみにaegifメンバで言うと会社設立して10年間で女性メンバの育児休業取得率は100%、男性メンバの育児休業取得率も詳しく計算していませんがかなりの確率でみんな育児休業を取っています。少なくともここ数年は男性メンバの育児休業取得率は100%だと思います。実際に今月子供が生まれる予定の男性メンバも7月から育児休業を取得する事になっています。

もちろん育児休業取得と言っても1年以上も完全にお休みするというメンバはいません。みんな1か月〜数ヶ月お休みをしたり、完全に休むのではなく週半分の勤務などのメンバもおり、各メンバの希望に応じて休み方をある程度選べるようにしています。

他のメンバも子供が産まれるメンバがいるとみんな当該メンバが育児休業を取るという事を前提に計画を組んだり仕事の段取りを組んだりします。そのため大企業によくあるような制度はあるけれども使いづらいという事は一切ありません。2012年1月20日のフジイメセンの記事にも書きましたがまさに「仏作って魂入れず」ということで、制度だけあっても制度の趣旨をみんなで理解して運用できなければ意味がないのです。

正直に言ってしまうと、私が子供好きだというわけではありません。男性は必ず育児休業を取るべきだ!などと思ってはいませんし、思ったこともありません。

しかし一方で育児休業を取りたいと思った時に女性は育児休業を取るのが当たり前(逆に取らないとおかしい)、男性は育児休業を取るなんて考えられないという風に空気で決めつけられて選択肢がないという事は窮屈ですし、そのような社会に私は住みたいと思いません。育児休業を取りたくない女性だって、育児休業を取りたい男性だって同じようにいてもいいのではないでしょうか。

aegifが育児休業を自由に取れるように気をつけているのはこういうことからです。育児休業を取りたい人が取りたい時に自由に取れる社会のほうがそうではない社会よりも寛容で社会全体の幸せの総量はきっと多いはずだと確信しています。

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