4月1日より家族誕生日休暇をはじめました。
この制度は、配偶者とその子供の誕生日にお休みして家族みんなでお祝いをしてくださいというものです。aegifはもともと有給休暇は取りやすいですし、家族のイベントで有給を使うということに対してメンバの理解は高いです。ですので、普通であればそういう日には有給を使えばいいのですが、敢えて追加の有給休暇を付与することで会社として家族の誕生日を祝うというメッセージを出したかったのと、この休暇がなければ祝わない、あるいは祝うとしても前後の休日に祝う、としていたのを当日祝うという風に変えたいと思いました。
というのも、やはりその人が生まれた日は誕生日でしかないわけで、仕事の都合などがあるのは分かるのだけれども、まさにその日に祝うということを会社からも後押ししたかったのです。
なんて事を考えているときに、Yahoo!ニュースのトップページに非常に残念なニュースが。
「◯◯屋のユニークな休暇制度 社員がホッとする配慮とは?」
要は、有給がなかなか取れないからスクールイベント休暇制度というものを設定して、スクールイベントの日だけはなるべく有給を取ってもらえば社員がホッとするだろうという話。有給が取れないのに、これだけで社員がホッとするもんなんでしょうか。
これは根本からおかしいと思います。
正面からこの問題を解決しようとする気があるのであれば、経営者は有給が全然取れないという今の状況をなんとかすべきです。経営者が有給取れなくても仕方ないよね、でも仕事は頑張ってねと社員に甘えてるわけです。そういう経営者の姿勢が現場に伝わっていくから、社内が「休暇をとりたいとは言い出しにくい雰囲気ができてしまった」という事でしょう。
この状況ではだれも幸せになりません。
社員は休みたい時に休みが取れなければ仕事に対するモチベーションも上がりません、結果そういう事は普段の仕事にも出るでしょう。それはもしかしたらスゴク小さな事なのかもしれませんが、社員がたくさんいるような企業であればその小さなことが会社のの命運を分けることもあるでしょう。
結果、業績も上がらないから経営者も困って、更なる経営効率化の名のもとに、、、という感じで負のスパイラルになってしまいます。企業は経済合理性を考えた上で有給休暇を取りやすくすべきです。ましてや今は他の会社があんまり有給休暇を取りづらい事を考えるとちょうど差別化できるチャンスです。
例えば年収が高くて有給が全然取れない会社よりも、年収は低くても有給が取れる会社の方が良くないですか?普段有給がバッチリ取れるから、そうじゃないときはちょっと頑張ろうとか、他の人が休んでる時はお互い様だと頑張ろうと思いませんか?
少なくともそういう方が良いという人が一定数いるのは容易に想像できると思います。ですので、大企業の様に社員数が多い場合には社員の様々なニーズに対応できるような人事制度なり給与制度にすべきです。そして有給休暇がしっかりと取れるという状況になってから、スクールイベント休暇なり家族誕生日休暇なり、社員のモチベーションを上げるような追加の休暇制度を導入しないと何の意味もありません。
ところで、配偶者や子どもがいない人はどうするのか?
残念ながら家族誕生日休暇は配偶者や子どもがいないと使えません。ただ、有給休暇が取りやすい方が婚活とかデートもしやすいですよね!家族誕生日休暇が使えるように有給休暇を最大限活用してもらいたいところです(笑)
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