2014年6月19日木曜日

コンサルタントとしての意識の大切さ

こんにちは。雨が大嫌いな事で有名な株式会社イージフのフジイです。
梅雨の時期はテンションが下がってブログを書かなくてもいいんじゃないかと思いましたが、ブログの前にテンションが下がるのはいつものことでしょ!とか杉本にツッコまれそうなので大人しく書くことにします。

なんで今日は書かなくてもいいかもという理由を考えるためには頭が働くのに、そのエネルギーがブログを書く方には向かないんでしょうね。ともかく、ブログについては来世で頑張る事にします。

さて、今日は経営コンサルタントにとって大切な意識について書いてみたいと思います。
読者の方の中にはなんでイージフのフジイさんがコンサルタントについて書くのか、さらに言えばそもそもaegifが何の会社か良く分からないという人も多いと思いますが、aegifは経営コンサルティングの会社ですので、私は経営コンサルティング会社の社長だったんですね、実は。

経営コンサルタントはWikipediaの説明を見ると、この様に説明されています。
「顧客企業や経営者から依頼を受けて、経営上の問題を解決するための支援を行う。」
「一般的には、観察・整理・構成・分析・指導・プレゼンテーションに関する高い能力が必要」

確かにこの説明とおり、ある程度地頭が良い人が、努力によって観察・整理・構成・分析・指導・プレゼンテーション能力(=以下、「スキル」と呼びます)を身につけて、はじめて優秀なコンサルタントになれるという世界観は表面的には間違っていません。特に若手のコンサルタントは、地頭は生まれつきで仕方ないので(とは言えロジカル・シンキングとかは習慣の部分もありますのでそういう本を読んだりといった努力はすると思いますが)、とにかくスキルを高める事に注力して努力していることだと思います。

では、スキルだけある程度高ければそれで優秀なコンサルタントと言えるのでしょうか?

結論から言えばそうではありません。
もちろんスキルがなければそもそもコンサルタントとして成立しませんから、ある程度のスキルは重要ですし、そのための努力はしなければいけません。

しかし、一方でコンサルタントはクライアントからの依頼によって、クライアントのためにやる仕事です。このクライアントのためにやるというのは、決してクライアントの言うとおりに、言われたことだけをやるという事だけではありません。それであればわざわざコンサルタントに頼む必要などなく、自社で若手の社員を雇って指示すればいいだけです。

優秀なコンサルタントはクライアントの立場に立って、クライアントが本当に必要としてることをクライアントの先回りをして考えておく、準備をしておく、議論してクライアントの考えを深める、という「意識」が重要になります。言われたことをやるだけではなく、クライアントの一歩も二歩も先まで考えを巡らせて先手を打っていく、そういう事が大切なわけです。

そういう意識が持てるようになると、クライアントから意見を求められたり、バイネームで依頼が来たりして、フィーも上がります。高いスキルがあったとしても、単に言われたことをでやるというだけではいつまでも単なるスタッフの域を出ません。

しかも、優秀なコンサルタントとして成長していけば、自然にクライアントや周りのメンバから信頼されるようになり、また自分の能力を最大限に発揮できる状況は本当に楽しいです。

若いうちはスキルや経験不足があるので目先の仕事をこなすのにいっぱいいっぱいで上手にできないとは思いますが、クライアントの一歩前をいつも意識しながら仕事をしていた人とそうでない人は大きな差がついているはずです。

コンサルタントであろうという人は、必ずそういう意識をもって日々の仕事を行ってください。

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