朝、日経新聞を見ると、フルキャストの不正が1面にドン。また不正ですか。
ここ数年の不正のニュース。
フルキャスト、グッドウィルグループ、ヒューザー、ライブドア、M&Aコンサルティング。
どれもこれも、経営陣に聞いてみたい。
そんなにカネが大切なのか、カネのためになんでもやっていいと思ってるのか。
死ぬときに何百億円も持っていれば本当に幸せなのか。
死ぬときには、いいことした、社会に役に立ったと思って死にたくないのか。
全員、何を考えてるんだと疑問に思う。
フルキャストは、業務改善命令が出た直後にまた同じ不正をして、すいませんで許してもらえると本当に思ってたのか。それとも1回見つかってるのに、次は見つからないと思ってたのか。
グッドウィルグループのコムスンは本当に驚いた。別のグループ内部の会社に事業を譲渡して、切り抜けようとしたんだと。ありえない。全くもってありえない。そんなことで許されても、お天道様の下を全うな気持ちで歩けないでしょう。申し訳ないって気持ちはないのか。お年寄り相手の、しかも福祉に携わる仕事をしている人達が、そんな脱法行為をすることに。
全部、つぶれていいと思う。自分にはこれらの会社が社会に存在する意義が見当たらない。
それにしてもどうなってる、日本人。
日本には武士道ってのがあったはず。
「君に忠、親に孝、自らを節すること厳しく、下位の者に仁慈を以てし、敵には憐みをかけ、私欲を忌み、公正を尊び、富貴よりも名誉を以て貴しとなす」とか、「武士は食わねど高楊枝」とか、そう生きられたらかっこいいんじゃないの。
不正を繰り返してまで、売上が、カネが欲しいのか。いや、ほしいんだろうけど。
そうやって稼いだカネが何を変えてくれるのか、自分をそんなに幸せにしてくれるのか。自分には分からない。
別にお金を稼ぐことを否定しているわけではない。
社会に役に立つ事業を行うために、利益を得ることは必要だというのは、以前Blogに記載している。
孔子の言葉に、「義は利の本なり」であるとか、「利は義の和である」とか言われている。自分は孔子のことには決して詳しいわけではないが、そりゃそうだと思っている。義に基づかない利は長期的にはありえない。
で、自分は何がいいたいのか。
単に批判がしたいわけでも、日本はダメだと連呼したいわけでもない。
社会に存在する意義がある人間として生き、社会に存在する意義のある会社を創っていく。そんなに社会は甘くないよとか、若造の戯言だとか、綺麗ごとだと言われたとしても正しい道というのは必ずあるはず。探せるはず。
人にそういうのがあるはずだからやってみて、といっても始まらない。まず自分でやらないと。自分でやる。やってみて証明する。
志のない人間も一杯いるけれど、そうでもない人間も一杯いる。
日本の若者だって捨てたものじゃない。
「生きとし生ける人がみな幸せになりますように。」
そういうことを真剣に考えて事業を始める人がいてもいいじゃない。
0 件のコメント:
コメントを投稿