2014年7月31日木曜日

流動性の高さが人材価値を上げる?

世の中は夏休みに突入したらしく、六本木ヒルズも物凄い人ごみです。ヒルズの集客的には成功してるんだと思うのですが、ヒルズで働く立場としては、お店や電車やエレベーターやありとあらゆるものが混んでいて大変です。今日もABMの場所を探すのに大変でした。毛利サルバトーレ クオモもいつもは13時には大体空いてるのに、今日は長蛇の列・・・。虎ノ門ヒルズだったら場所的に寂れてそう子ども連れが来なそうだからオフィス移転もありなのかという考えが一瞬頭をよぎっているイージフのフジイです。暑さで思わず不謹慎な発言をしてしまいました。悪いのは全部この気候のせいなので皆さんスルーして下さい。


さて、今週もネットで気になった記事がありました。
今日のテーマはこちらを読んで自分が思ったことを書いてみたいと思います。


流動性の高さが人材価値を上げる


ちなみに私は新卒最初の会社を入社10か月で辞めたのを皮切りに4年間の間に3社も転職をして、最終的には自分の納得の行く職場は自分で創るしかないなと思い起業して今に至ります。逆に起業して9年間は辞めようと思ったことは1度もありません。「あ、これは潰れるかも?!」と思ったことは何回かありますが(笑)


要は私は流動性が高い時も経験してるし、流動性が低い時も経験している人材なのではないかと思います。


流動性を高めても人材価値は高まらない


どんどん流動性を高めて転職をしていく事で人材価値が高まるという考え方は自分の感覚とは違います。人材価値を高めるためには人材価値を高める努力をする必要があるだけで、流動性を高める努力をする必要はありません。


私の例で言えば、以前「転職先は給料だけで決めていい」で書きましたが転職する際には給料だけを基準に転職先を選んでいましたから当然年収は上がりました。ただそれは単に労働市場の需給の中で自分がたまたま年収が高くなる所を探したというだけで、自分の人材価値は全く関係なかったと思います。その4年間で私の人材価値は確実に高まっていたと思いますが、転職することが自分の人材価値を高めたという実感は全くありません。転職は単に同じものをより高く買ってくれる所に売ったというだけです。


皆さんが自分の人材価値を高めたいのであれば、流動性を高める努力をするのは間違っています。人材価値を高めるためには流動性を高める以外の事を考えなければいけません。もちろん、人材価値が高まった結果、流動性が高まって転職したという事はありますが、この関係を間違えて転職を繰り返した後で後悔しても遅いので注意が必要です。


会社の枠に囚われない、自分だけのキャリアを築きあげる


では、人材価値を高めるためにはどうすればいいのか?
私は会社の枠に囚われず、自分の考えたキャリアを築く事ができる仕事を主体的に選択していければ、自然と人材価値は高まっていくのではないかと考えています。


自分の仕事を選択できるのであれば、別に同じ会社にずーっといようが、途中で何回転職をしようが関係ありません。例えば、世界的に有名な経営者であったGEの元CEOのジェック・ウェルチさんは新卒から最後までGEに勤め続けました。もちろん他にも同じように一生一社で働いていても人材価値の高い人はいくらでもいます。私も自分の性格やライフスタイル合わなかったから転職しましたが、4年間ずっと同じ会社で働いていても多分結果は同じだったと思います。


当時の私の人材価値が上がっていったのは若かったからというのが一番大きな理由だとは思いますが、それだけではなく何をやるべきか、なぜやるべきか、どこでやるべきか、どうやるべきかと言ったことを毎日考え悩みながら仕事をし、生きていたからです。自分の仕事を選択できないのであればいつでも会社を辞めて自分の仕事を選択できる場所に行く覚悟を持ちつつ、自分の仕事を選択できるのであれば同じ会社にずっと勤める、そういう姿勢が自分の人材価値を高める最良の方法だと思います。


もちろん、いつでも自分で仕事を選択できるというわけではないでしょうから、そういう意識を持ち、場合によっては会社以外の仕事を持って自分だけのキャリアを築きあげていくことが大切です。


福利厚生、会社の安定「感」などに惑わされてはいけません。福利厚生だっていつどうなるか分かりませんし、会社の安定感も幻想です。どんな大企業だっていつまで会社があるか分かりませんし、会社があったとしても自分がいつかリストラにあわないとも限りません。例えばちょっと頭に思い浮かぶ企業を挙げるだけでJAL、リーマンブラザーズ、山一證券、日本長期信用銀行、日債銀、拓銀、シティーグループ、エンロン、GMなどなどいくらでも出てきます。これらの会社が倒産するなんていうことはその会社が倒産するまでは誰も想像できなかったことだと思います。


こうやって考えてみると自分で考えて、自分で選択するということが今まで以上に必要となっている事が分かります。よく言われることではありますが、良い(と世間的には言われている)大学に入って良い(と世間的には言われている)会社に入っていれば自然と人材価値も上がって幸せな人生を送れるということはなさそうです。


aegifでは、自分で自分の生き方、働き方を選択するという事を重視しています。
みなさんも自分の人材価値をどうあげていくか考えてみてください。



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