2014年10月2日木曜日

飛行機はいつだって知らないところへ連れて行ってくれる

こんにちは。
ミャンマーでローカルのレストランに入ったところ大豪雨にみまわれて身動きの取れないイージフのフジイです。


最初は南国の雨はすごいなーなんて無邪気に構えていたのですが、店の中に浸水してきて今や水深20cmぐらいに達しました。普通に歩くとくるぶしは余裕で浸かりますし、椅子の足置きに足をかけていても濡れてしまいます。この間周りの人はみな普通に食事を続けており、騒いでる人は一人もいませんでした。私も騒いでも何もできませんので気にしないことにします。
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中心街から外れているので現地SIMのネットワークも繋がらないし、落ち着いてブログでも書くことにしました。明日シンガポールに行くんだけど大丈夫かな。。。音信不通になったり、帰ってこれなかったら水攻めにあってるんだなと思ってください。


さて、では本題に。


私は旅行が大好きなのですが、実のところ旅行よりも飛行機に乗ることが大好きで、更に言えば飛行機に乗ることよりもマイルについて考えている事が大好きです、本末転倒ですが。


要は、大好きなマイルを上手に貯めてそれをお得に使うために旅行をしているようなものです。ですのでどこに行きたいかよりも今ならどのフライトがマイルで取れてお得かによって行く場所や日程が決まります。


そんな不埒な思いで旅行をしているのですが、動機がなんであれ飛行機というのは望む望まないに関わらずいつも私を知らないところへ連れて行ってくれます。もちろん私が計画してますので、すべてを決めるのは私なのですが、それでもやっぱり旅行に行ったら知らない経験の連続です。


ミャンマーで大雨に降られ店が浸水してもみんな普通に食事をしていたり、バリで多くの人たちがなにもしないで家の前でボーッとしていたり、パリでみんな横断歩道を無視していたり、ニューヨークの人が白人以外には冷たかったり、バンコクが信じられないくらい臭いのにみんな普通にしてたり、マニラで交通警察に連れ去られて詐欺られそうになったり、アムステルダム中央駅の前の路上でみんな昼間からアレを警察官の前とかで巻いていたり、やっぱり日本の食事とサービスは世界最高だなと思ったり、とにかく今まで自分が当たり前だと思っていたことが、ちょっと外に出たら全然当たり前じゃないんだなというのが分かります。


実は私も会社を創業してしばらくは自分にとっての当たり前な考え方に捕らわれていました。
・毎日会社に決まった時間までに来るのが当たり前
・有休なんて滅多に取らなくて当たり前
・育休は女性だけが取って当たり前
・会社では日中ゲームをしないのが当たり前
・家庭よりも仕事を優先して当たり前
・コンサルタントなんだから毎日遅くまで仕事をして当たり前
・仕事は相手の気持ちを考えずに命令して当たり前
・利益をすべての事より優先して当たり前
などなど、挙げたらきりがありません
きっと今でも気づいていないだけで自分だけの当たり前がたくさんあるのだと思います。


しかし何のために会社をやるのかをよく考えたら、文化が共有できて結果が出てプロセスが合理的で後は少し遊びがあれば何だっていいんですよね。


色んな国の人たちは日本や日本で育った私とは全く違うやり方でしたが普通に生きていました。きっと幸せな人も(もちろん不幸な人も)日本と同様にいるんでしょう。であれば、それって私の当たり前とは違ってもいいんだよなと思うようになりました。


仕事も一緒なんだと思います。自分の変なこだわりは捨てて、何のために、と言うことだけにフォーカスして後は各自好きにやってもらえたらいいんです。大切なプリンシパルと最低限のルールさえあれば。


さて、ミャンマーの私のいるお店ですが、どうやら無事に帰れそうです。雨が落ち着いたらみんなでほうきで水をかき出していました。しかもご丁寧に上水で床を洗い流しながら。
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日本人の私の当たり前では最初から浸水しないようにすればいいのにと思いますが、ちょっと浸水したら笑いながらやり過ごして落ち着くまで待つというのが彼らの姿勢なんでしょう。


これはこれで気楽でいいものです。



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