こんにちは。
前回は台湾で風邪を引いた上に、少し良くなったか?と思った頃に調子に乗って日本で胃腸炎になってしまいました。まさに泣き面に蜂です。胃腸炎は何とか快復しましたが風邪はだらだら継続中です。病気の最中に別の病気にかかり、更にその別の病気が治ってもまだ最初の病気が進行中というのは考えただけで具合が悪くなりそうです。
それにしてもこんな時期に風邪を引くなんてついてないなと思っていたのですが、周りを見回すと結構風邪を引いている人が多くてびっくりしました。やっぱり自分の身にふりかかると周りが良く見えるみたいです。というわけで皆様もどうかご自愛下さい。
いよいよGWが始まりますね。私はと言えば一人でサンノゼ(SJC)とサンフランシスコ(SFO)に行って、スタンフォードに留学しているあずさ監査法人時代の先輩にお会いしたり、appleやgoogleやFBの本社を見に行ったり、ナパバレーのワイナリーで美味しいワインでも試飲してこようかと思っています。SFCもSJCも行ったことがないので楽しみです。
特にSJCはANAが去年から直行便を出してくれた事もあり、ANA派の自分としてはぜひ行かないと行けない場所の一つでした。とは言え、フライトはマイルで取りましたのでANA自体には3万円強しか払えませんが・・・。SFCさまさまです。
さて、新入社員の方々は怒涛の社会人生活が1か月過ぎ、そろそろ4月病も終わって5月病にかかりつつある方も多いと思いますがいかがお過ごしでしょうか。5月病になりきってしまう前にGW中に必ずやっておいて欲しい事が2つあります。GW中も仕事が、という方もいるとは思いますが30分程度の事です。
1. 2005年スタンフォード大学卒業式のスティーブ・ジョブズ氏のスピーチを聞く
「スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版」
はい、ベタですいません。
皆さん、さすがにこの動画はもう見たと思いますが、万が一見ていない人はこれを機に、既に見た人も改めて見てみてください。スピーチの最後にある "Stay Hungry, Stay Foolish" がとても有名ですが、それ以外にも「点と点を繋ぐ」「好きなことを仕事にする」「自分が本当になりたいものになる」など素晴らしい言葉にあふれています。
どの話でもどの言葉でも良いと思いますが、自分の生き方や人生の考え方の参考になる言葉がたくさん詰まっていますから自分なりに解釈して自分のものにしてください。ちなみに私は「他人の人生を生きるな("don't waste it living someone else's life")」という言葉をとても大切にしています。
他人の評価を気にしたり、他人に気に入られようとしたり、他人が持っているものを欲しがったり、他人が持っていないものを自慢したりということは、それはつまり他人の人生を生きている事に他なりません。他の人は関係なく自分が本当に欲しい物や事のために自分は生きていきたいと思います。
ですので "Stay Hungry, Stay Foolish" については特に思い入れはありません。「スティーブ・ジョブズ氏が "Stay Hungry, Stay Foolish" と言ったから自分も "Stay Hungry, Stay Foolish" だ!」となってしまったらそれこそ他人の人生を生きているという事になってしまいます。
この動画は自分が生きている状況やステージによって全然違うメッセージを私達に与えてくれると思いますので、自分の人生を振り返ったり大きな決断をする度に見ることをオススメします。
2. 平成26年度近畿大学卒業式の堀江貴文氏のスピーチを聞く
これも最近バズってますので見ている方も多いかもしれません。
こちらの動画は今後日本で何が起きているのかという視点で聞くことをオススメします。
グローバル化等によって今までレールだと思っていた事がドンドンなくなってしまい、自分たちで情報を集めて、考えて、そして行動しなければいけない時代に突入しているということです。常識と思っていたものが次々となくなっていって、そもそも常識自体を疑っていかなければならないということです。
常識というのは元々何らかの事象や事実があってそれが積み重なって出来上がったものです。その元々の事象や事実がなくなったら当然常識というのはなくならなければなりませんが、人は一回できた習慣は変えられません。だから毎回毎回本当に今自分が常識だと思っているこの事は正しいのか、と自問自答する姿勢が大切です。
かくいう私も常識に囚われ過ぎてるなぁ、、と思い反省することは多いです。しかし、常識が常識ではないかもしれないと思い日々生きていくこととそうではなく生きていくことはきっと長い目でみたら結果が違うだろうと思い日々気をつけています。
「未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ。」
この言葉を説得力を持って言う事ができるのは様々な経験を乗り越えて今を生きている堀江貴文氏だからだなと思いました。
2つ合わせて30分ぐらいの動画ですので、動画を見つつ自分を見つめなおす時間を作ってください。
2015年4月28日火曜日
2015年4月9日木曜日
直接資料にあたって真偽のほどを確かめる事の大切さ
こんにちは。
先週春めいてきたとフジイメセンで書いたばかりですが、今週はずっと天気も悪く今日にいたってはまるで真冬の様な気温です。六本木ヒルズのオフィスからはチラッチラッと雪が見えていましたし、会社のメンバ曰く埼玉でも千葉でも雪が降っていたようです。寒いのは本当に嫌いなので早く暖かくなってもらいたいものです。
さて、先週は主に新卒社員向けに「自分のお金を何に使うべきか?」という記事を書きましたが、今週も先週に続きネットで話題になっていた記事を見て思ったことを新卒社員向けに書いてみたいと思います。とは言え、このテーマは結構いい年した年配の方々でも出来ていない人が多いと思いますので、自分も含め何歳になっても注意が必要です。
「平成26年度 教養学部学位記伝達式 式辞」
東京大学教養学部長石井君(私が卒業した大学では教える側も教わる側も人の名前は全て君付けでした)の式辞です。ちなみに、東京大学がこの手の事を書いたりすると「さすが"最高学府"!」みたいな反応があちこちでありますが、最高学府というのは一般的には大学のことです。つまり東大だろうが、慶應だろうが、◯◯大学であれば全て最高学府ですので注意をしてください。
内容としては、1964年の東京大学総長大河内一男君が語ったとされる「肥った豚よりも痩せたソクラテスになれ」という言葉に関する3つの大きな間違いや誤解について触れつつ、直接資料にあたって真偽のほどを確かめる事の大切さを語っています。
最後は彼が好きな言葉であるニーチェの『ツァラトゥストゥラ』に出てくる言葉「きみは、きみ自身の炎のなかで、自分を焼きつくそうと欲しなくてはならない。きみがまず灰になっていなかったら、どうしてきみは新しくなることができよう!」に触れ、この言葉も本当にニーチェの『ツァラトゥストゥラ』に出てくるかどうかを確認して下さい、と〆ています。
最初から途中の話の展開、そして最後の落ちまでさすが「最高学府」の教養学部長になられただけあるなと感心する文章でした。皆さん必ず原文を読んで下さい。
私はこの式辞について何一つ反論もなく同意しており、また自分も普段から気をつけている事でもあります。例えばFaceBookで、どう見ても眉唾な情報が安易にシェアされたり、コメントされたりして拡散しています。WHOがこう言っていたから危険!と煽っておいて、元のWHOの記事を探しても出てこないというような事です。これはFaceBookが悪いのではなく、使う側の問題です。
かく言う私も全く身に覚えがないわけではありません。過去にうっかりこのような眉唾な情報を拡散するお手伝いをしてしまったこともあり深く反省した事が何回もありますし、今後も注意はしていても思わず騙されてしまうこともあると思います。とは言え、気をつけているのと気をつけていないのでは全然違いますので、普段から注意しています。
そして今回この式辞に追加して私が伝えたいことは、注意しなくてはならないのはネットだけではないということです。現実世界の友人知人の話、店員さんから聞いた話、何気なく書いてある看板やポスターなどの情報、場合によっては書籍に書いてある情報など、どんな情報でもその情報を伝えた人に悪意があるか悪意がないか関係なく間違っている可能性があるということです。
もちろん毎回全部直接資料にあたっていては大変すぎて時間がいくらあっても足りません。物事の重要性や自分なりの真実に対する勘みたいなものを養っておく必要があります。普段から気をつけていればこの情報はちょっとおかしい気がするから気をつけて調べようとか、これは多分大丈夫そうだとか、ある程度わかるようになるでしょう。
私が経営者という特殊な立場だから(余談ですが実は来月で社長として丸10年が経ち、11年目を迎えます)と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、関係ありません。もちろん私の立場上万が一間違った情報で動いてしまったらaegifとaegifメンバに迷惑がかかるため特に慎重になるというのはありますが、経営者という立場でなくても十分注意してしすぎる事はありません。
例えば海外旅行によく行く方は、店員さんや警察官に平気で間違った事を教わった経験はあると思います。その時に単に店員さんや警察官に言われたからそれを信じるのか、最初からそういうこともあると思って事前に調べておいたり、その後裏を取る努力をしたりという事で状況は大きく変わります。
他にも日本の携帯電話販売会社の店員にプランや契約内容について間違った事を言われた、あるいは間違った事は言われていないけれども有用な情報を教えてもらえなかったなどと言ったこともあると思います。証券会社から絶対に儲かる!と言ってかわされたら大きく損したとか、不動産会社の営業の人のいうことを信じたら失敗したという話も聞いたことがあるのではないでしょうか。
また、友達に聞いた話が本人も勘違いしていて間違っていたとか、知人に安くて美味しいと教えてもらったお店が行ってみたら高くてまずかったとか例をあげたらきりがありません。この様な情報を教えてくれるのはありがたいことですし、そもそも教えてもらえなければ一生知らなかった事もあると思いますので聞くこと自体は積極的に行うべきですが、自分の中で正否を判断する気持ちを忘れてはいけないということです。
とは言え、余り行き過ぎてしまうと軽く人間不信になったり、世の中の事を全て信じられなくなってしまうので注意が必要です。目の前の事を確認などせずに信じてしまいたいという欲求を抑えつつ、必要な元情報の確認を必ずする習慣をつけてください。習慣化してしまえばそんなに手間なことでもなくなります。
みんなが間違った情報の拡散に手を貸さないようになれば、世の中は今よりも少しだけ良くなるのではないでしょうか。
先週春めいてきたとフジイメセンで書いたばかりですが、今週はずっと天気も悪く今日にいたってはまるで真冬の様な気温です。六本木ヒルズのオフィスからはチラッチラッと雪が見えていましたし、会社のメンバ曰く埼玉でも千葉でも雪が降っていたようです。寒いのは本当に嫌いなので早く暖かくなってもらいたいものです。
さて、先週は主に新卒社員向けに「自分のお金を何に使うべきか?」という記事を書きましたが、今週も先週に続きネットで話題になっていた記事を見て思ったことを新卒社員向けに書いてみたいと思います。とは言え、このテーマは結構いい年した年配の方々でも出来ていない人が多いと思いますので、自分も含め何歳になっても注意が必要です。
「平成26年度 教養学部学位記伝達式 式辞」
東京大学教養学部長石井君(私が卒業した大学では教える側も教わる側も人の名前は全て君付けでした)の式辞です。ちなみに、東京大学がこの手の事を書いたりすると「さすが"最高学府"!」みたいな反応があちこちでありますが、最高学府というのは一般的には大学のことです。つまり東大だろうが、慶應だろうが、◯◯大学であれば全て最高学府ですので注意をしてください。
内容としては、1964年の東京大学総長大河内一男君が語ったとされる「肥った豚よりも痩せたソクラテスになれ」という言葉に関する3つの大きな間違いや誤解について触れつつ、直接資料にあたって真偽のほどを確かめる事の大切さを語っています。
最後は彼が好きな言葉であるニーチェの『ツァラトゥストゥラ』に出てくる言葉「きみは、きみ自身の炎のなかで、自分を焼きつくそうと欲しなくてはならない。きみがまず灰になっていなかったら、どうしてきみは新しくなることができよう!」に触れ、この言葉も本当にニーチェの『ツァラトゥストゥラ』に出てくるかどうかを確認して下さい、と〆ています。
最初から途中の話の展開、そして最後の落ちまでさすが「最高学府」の教養学部長になられただけあるなと感心する文章でした。皆さん必ず原文を読んで下さい。
私はこの式辞について何一つ反論もなく同意しており、また自分も普段から気をつけている事でもあります。例えばFaceBookで、どう見ても眉唾な情報が安易にシェアされたり、コメントされたりして拡散しています。WHOがこう言っていたから危険!と煽っておいて、元のWHOの記事を探しても出てこないというような事です。これはFaceBookが悪いのではなく、使う側の問題です。
かく言う私も全く身に覚えがないわけではありません。過去にうっかりこのような眉唾な情報を拡散するお手伝いをしてしまったこともあり深く反省した事が何回もありますし、今後も注意はしていても思わず騙されてしまうこともあると思います。とは言え、気をつけているのと気をつけていないのでは全然違いますので、普段から注意しています。
そして今回この式辞に追加して私が伝えたいことは、注意しなくてはならないのはネットだけではないということです。現実世界の友人知人の話、店員さんから聞いた話、何気なく書いてある看板やポスターなどの情報、場合によっては書籍に書いてある情報など、どんな情報でもその情報を伝えた人に悪意があるか悪意がないか関係なく間違っている可能性があるということです。
もちろん毎回全部直接資料にあたっていては大変すぎて時間がいくらあっても足りません。物事の重要性や自分なりの真実に対する勘みたいなものを養っておく必要があります。普段から気をつけていればこの情報はちょっとおかしい気がするから気をつけて調べようとか、これは多分大丈夫そうだとか、ある程度わかるようになるでしょう。
私が経営者という特殊な立場だから(余談ですが実は来月で社長として丸10年が経ち、11年目を迎えます)と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、関係ありません。もちろん私の立場上万が一間違った情報で動いてしまったらaegifとaegifメンバに迷惑がかかるため特に慎重になるというのはありますが、経営者という立場でなくても十分注意してしすぎる事はありません。
例えば海外旅行によく行く方は、店員さんや警察官に平気で間違った事を教わった経験はあると思います。その時に単に店員さんや警察官に言われたからそれを信じるのか、最初からそういうこともあると思って事前に調べておいたり、その後裏を取る努力をしたりという事で状況は大きく変わります。
他にも日本の携帯電話販売会社の店員にプランや契約内容について間違った事を言われた、あるいは間違った事は言われていないけれども有用な情報を教えてもらえなかったなどと言ったこともあると思います。証券会社から絶対に儲かる!と言ってかわされたら大きく損したとか、不動産会社の営業の人のいうことを信じたら失敗したという話も聞いたことがあるのではないでしょうか。
また、友達に聞いた話が本人も勘違いしていて間違っていたとか、知人に安くて美味しいと教えてもらったお店が行ってみたら高くてまずかったとか例をあげたらきりがありません。この様な情報を教えてくれるのはありがたいことですし、そもそも教えてもらえなければ一生知らなかった事もあると思いますので聞くこと自体は積極的に行うべきですが、自分の中で正否を判断する気持ちを忘れてはいけないということです。
とは言え、余り行き過ぎてしまうと軽く人間不信になったり、世の中の事を全て信じられなくなってしまうので注意が必要です。目の前の事を確認などせずに信じてしまいたいという欲求を抑えつつ、必要な元情報の確認を必ずする習慣をつけてください。習慣化してしまえばそんなに手間なことでもなくなります。
みんなが間違った情報の拡散に手を貸さないようになれば、世の中は今よりも少しだけ良くなるのではないでしょうか。
2015年4月2日木曜日
自分のお金を何に投資すべきか?
Spring has come.
4月になっていよいよ春めいて来ました。昨年の4月最初のブログは敢えて新入社員のネタを外して花見の記事を来ました。そして翌週からいくつか新入社員向けの記事を書きましたが、今年はABMと4月1日が重なったこともあり最初から新入社員ネタでいってみたいと思います。
参考までに昨年度の新入社員向けのフジイメセンは以下の4つです。ランチの話は関係ないかと思いますが、、、まだ読んでいないかたはきちんと復習しておいてください。
「研修期間は徹夜しよう!」
「やっぱり、新入社員へのアドバイスなんて必要なかった」
「転職先は給料だけで決めていい」
「六本木おすすめランチ ベスト5」
今週は「堀江貴文氏が失業者を擁護するジャーナリストを一喝「完全に自己責任じゃん」」というトピックニュースを読んで新社会人向けに思ったことを、いつも通りあまり記事の内容とは関係なく書いてみたいと思います。
この記事の内容は要は
つまり、若いうちに毎月1万円や2万円をコツコツ貯金や投資をしていれば、それは何だかとても良いことをしている模範的な若者という風に見えると思いますが実際には必ずしもそうではないということです。
株や不動産収入など資本による収益だけが投資ではない
「投資」というと株や不動産やFXなどの資本を形成するものを考えると思いますが、このような投資だけが「投資」ではありません。特に若い世代の人たちにとって一番効率の良い「投資」は間違いなく自分への投資です。資産形成のためや特に目的もなく毎月1万円や2万円貯金や投資をするぐらいであれば、毎月それだけ本を買って読んだり、何らかの勉強をするために専門学校やスクールに通ったり、あるいは見聞を広げるための旅行に使った方が良いのです。
もちろん、あるタイミングで自分に投資するよりも資産形成のために投資したほうが効率良くなる瞬間がきます。その時が来るまで少なくとも20代のうちはとにかく自分に投資する事に心がけたほうが間違いなく効率的です。これは完全に私の個人的な感覚に過ぎませんが35歳ぐらいが自己投資から投資へ切り替えるターニングポイントなのではないかと感じています。
投資と消費は違う
そうなると今度は何でもかんでも自分の好きなように使うのが自分への投資という勘違いをしてしまうかもしれません。しかしこれは違います。ここが難しいところなのですが、自分への投資と単なる消費は違います。なんでもかんでも自分への投資というレッテルを貼ってお金を使えばいいわけではありません。
さらに難しい点は、では投資と消費の違いはなんなのかという事について一律の基準がないということです。人によって何がムダかという基準は違いますので、ある人にとってはムダな消費でも、別の人にとってはとても意義のある自分への投資になる事もあります。
一つだけ言えることは単なる自分への言い訳(これは消費じゃなくて投資だから使っちゃっていいはずだ・・・)にならず、きちんとこれは自分への投資なんだと言える基準や哲学をしっかり持つことがとても大切です。
時間は大切
最後になりましたが時間は大切です。
何を当たり前の事を言っているのだと皆さん思ったと思いますが、ここで言いたいことは自分で稼いで自分への投資をする資金を貯める時間を節約しても構わないということです。言い換えれば、借金をしてでも自分への投資を優先すべきだということです。
これはみんなにオススメ出来る方法ではありませんが、お金のリテラシーが高く投資と消費について自分の考えがしっかり確立している人であれば今手元にあるお金だけが自己投資に回せるお金ではありません。借金をしてでも自己投資にまわすべきです。
例えば奨学金を受けて大学に通うなんていう事は典型的なこの例だと思いますし、他にもローンを組んで専門学校に通うといったことや、極端に言えばお金を借りて世界を回るということも人によっては意味があります。
例えば世界を回るための100万円を貯めるために月2万円づつ貯金したら4年も掛かってしまいます。4年も時間が経ってしまえば自分を取り巻く環境も自分の感性も変わってしまい、最高のタイミングを逃してしまう可能性が高いです。こういう時は私であれば自信を持って100万円の借金をして自分への投資に回します。
こうやって借金ができてしまったとしても、上にも書いた通り35歳前後までに完済して、それ以降はその前までの自分への投資であがったはずの自分の労働から得られる所得で株や不動産収入などの投資に励めばいいのだと思います。
借金してでも自己投資した方が良いという話は少し過激でしたが、ちょうど初任給を貰う前のこの時期はみなさんも今後貰っていく給料をどのように「投資」と消費に回していくか考える良いタイミングになるのではないでしょうか。
4月になっていよいよ春めいて来ました。昨年の4月最初のブログは敢えて新入社員のネタを外して花見の記事を来ました。そして翌週からいくつか新入社員向けの記事を書きましたが、今年はABMと4月1日が重なったこともあり最初から新入社員ネタでいってみたいと思います。
参考までに昨年度の新入社員向けのフジイメセンは以下の4つです。ランチの話は関係ないかと思いますが、、、まだ読んでいないかたはきちんと復習しておいてください。
「研修期間は徹夜しよう!」
「やっぱり、新入社員へのアドバイスなんて必要なかった」
「転職先は給料だけで決めていい」
「六本木おすすめランチ ベスト5」
今週は「堀江貴文氏が失業者を擁護するジャーナリストを一喝「完全に自己責任じゃん」」というトピックニュースを読んで新社会人向けに思ったことを、いつも通りあまり記事の内容とは関係なく書いてみたいと思います。
この記事の内容は要は
「稼いでたときに、つまり『r』に、どんどん(お金を)入れれば良かったんですよ」という事です。この内容に対して私は概ね反論の余地がなく自分自身も耳が痛い状況なのですが、一方で特に新入社員を始めとする若い世代の人たちには間違ったメッセージになってしまうおそれがあります。
「r」とは、経済学者トマ・ピケティ氏の提唱する資本主義の方程式「r(資本収益率)>g(経済成長率)」の「r」のことだ。ピケティ氏は、資本主義社会では、労働から得られる所得「g」より、株や不動産収入など、資本による収益 「r」が上回ることを指摘している。
つまり、若いうちに毎月1万円や2万円をコツコツ貯金や投資をしていれば、それは何だかとても良いことをしている模範的な若者という風に見えると思いますが実際には必ずしもそうではないということです。
株や不動産収入など資本による収益だけが投資ではない
「投資」というと株や不動産やFXなどの資本を形成するものを考えると思いますが、このような投資だけが「投資」ではありません。特に若い世代の人たちにとって一番効率の良い「投資」は間違いなく自分への投資です。資産形成のためや特に目的もなく毎月1万円や2万円貯金や投資をするぐらいであれば、毎月それだけ本を買って読んだり、何らかの勉強をするために専門学校やスクールに通ったり、あるいは見聞を広げるための旅行に使った方が良いのです。
もちろん、あるタイミングで自分に投資するよりも資産形成のために投資したほうが効率良くなる瞬間がきます。その時が来るまで少なくとも20代のうちはとにかく自分に投資する事に心がけたほうが間違いなく効率的です。これは完全に私の個人的な感覚に過ぎませんが35歳ぐらいが自己投資から投資へ切り替えるターニングポイントなのではないかと感じています。
投資と消費は違う
そうなると今度は何でもかんでも自分の好きなように使うのが自分への投資という勘違いをしてしまうかもしれません。しかしこれは違います。ここが難しいところなのですが、自分への投資と単なる消費は違います。なんでもかんでも自分への投資というレッテルを貼ってお金を使えばいいわけではありません。
さらに難しい点は、では投資と消費の違いはなんなのかという事について一律の基準がないということです。人によって何がムダかという基準は違いますので、ある人にとってはムダな消費でも、別の人にとってはとても意義のある自分への投資になる事もあります。
一つだけ言えることは単なる自分への言い訳(これは消費じゃなくて投資だから使っちゃっていいはずだ・・・)にならず、きちんとこれは自分への投資なんだと言える基準や哲学をしっかり持つことがとても大切です。
時間は大切
最後になりましたが時間は大切です。
何を当たり前の事を言っているのだと皆さん思ったと思いますが、ここで言いたいことは自分で稼いで自分への投資をする資金を貯める時間を節約しても構わないということです。言い換えれば、借金をしてでも自分への投資を優先すべきだということです。
これはみんなにオススメ出来る方法ではありませんが、お金のリテラシーが高く投資と消費について自分の考えがしっかり確立している人であれば今手元にあるお金だけが自己投資に回せるお金ではありません。借金をしてでも自己投資にまわすべきです。
例えば奨学金を受けて大学に通うなんていう事は典型的なこの例だと思いますし、他にもローンを組んで専門学校に通うといったことや、極端に言えばお金を借りて世界を回るということも人によっては意味があります。
例えば世界を回るための100万円を貯めるために月2万円づつ貯金したら4年も掛かってしまいます。4年も時間が経ってしまえば自分を取り巻く環境も自分の感性も変わってしまい、最高のタイミングを逃してしまう可能性が高いです。こういう時は私であれば自信を持って100万円の借金をして自分への投資に回します。
こうやって借金ができてしまったとしても、上にも書いた通り35歳前後までに完済して、それ以降はその前までの自分への投資であがったはずの自分の労働から得られる所得で株や不動産収入などの投資に励めばいいのだと思います。
借金してでも自己投資した方が良いという話は少し過激でしたが、ちょうど初任給を貰う前のこの時期はみなさんも今後貰っていく給料をどのように「投資」と消費に回していくか考える良いタイミングになるのではないでしょうか。
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