2008年9月にリーマンブラザーズが飛んでから、世界的不況でした。aegifでもご多分に漏れず不況で、、、というわけではなく、2009年までは比較的堅調に過ごしていました。
そのつもりでいたところ、やっぱり世の中は甘くないですね。2010年についに来ました、aegifにも不景気の波が。
創業から2009年まで4年間は毎年平均して40%の成長をしていました。また、2008年初には六本木ヒルズへの移転も果たしましたし、メンバの数も毎年かなりのペースで増えていました。
ところが、2010年は初めて成長ペースが鈍化、売上高こそ20%程度の成長をしましたが、aegifでKPIにしている売上総利益では初めて前年度とトントンという状況でした。下げ局面(下げてはないのですがベンチャーでトントンというのは下げだという意味で)というのを人生で初めて経験しましたので、どうすれば良いか分からない部分も多かったです。
とにかくディフェンスということで地道な経費削減を行ったり、採用を抑えたり(それでも今後の成長に必要なメンバを数名採用しましたが)、キャッシュポジションを高めたりと、自分達が出来そうな事を全て行いました。
もちろんディフェンスだけですと翌期以降の成長に繋がりませんし、例えばコンサルティングの品質とトレードオフとなるような絶対に必要なものの経費削減は行ってはならないので、やるべき範囲でということではあります。
お陰様で赤字を出すこともなく無事に決算を迎える事が出来ました。一番嬉しかったことは、不況の時にもaegifの良さを失うことなく、一人のメンバも欠ける事なく乗り越えられた事です。
私の経営者としての経験値も増えたと思います。今後、こういう事があっても慌てず騒がず対処出来ます。昔、経営者の先輩から下り局面を経験して初めて経営者としての入口に立ったようなものだと教わったことがあったのを思い出します。その時は何の事か全く分かりませんでしたが、今は少し解るような気がします。まあまだまだ下り局面はいくらでもあるとは思いますが。
2011年がどうなるか分かりませんが、少なくとも現四半期(2011年1月〜3月)において過去最高益を達成出来そうです。さすがに規模が大きくなってきていますし、景気も不安定なので今年も40%の成長は難しいかもしれませんが、それなりの成長は出来そうです。お陰様で、aegif CTO blogでも紹介されているように人も足りません。
まあ今後どうなるかが分からないのが怖いところなんですが、1年ぐらい売上がなくてもなんとかなるぐらいの余裕はありますので気楽な気持ちで攻めて行きたいと思います。
Blog更新が停滞していたのは業績とは全く関係ないのですが、業績のせいにしちゃおうかなと思います(笑
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